テーラー見習いのブログ

埼玉県のテーラーミヤサカで見習いをしている26歳です。手縫いにこだわりをもっている、キャリア50年を超える師匠のもとでの見習い生活の日々を綴っていきます。

下手くその勲章

つっぱることが男の〜
たった一つの勲章〜だって


と嶋大輔さんはおっしゃいます。



25年間、つっぱった記憶はありませんが、
これがテーラーとしての一つの勲章かもしれません。

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出血。



その経緯について、、


今日はラペルのハ刺しをしておりました。

ラペルに立体感を出させるための作業です。


こんな感じ。


ややビフォー

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アフター

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すごいでしょー。


アイロンかけて

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よっしゃ完成。


このラペルのハ刺しも、オーダーならでは。既製品にはない作りになります。



ラペルのハ刺しは、芯のハ刺しとは違い、
裏にハ刺しの糸をあまり出してはいけません。

そのため、
針先を指に軽く当てて、その感触で縫っていきます。

中には爪に当てる人もいるようです。


僕は指じゃないと感触が掴めないので、指に当ててたら、
いつの間にか出血してました。



そんな経緯。




僕にはパン屋で働いている友達がいるのですが、
ある日、その友達に会うと、腕にたくさんの火傷のあとが、、、


僕  「どうしたの?その腕。」


友達  「俺、窯担当だからさ、火傷なんて日常茶飯事だよ。でも、火傷するってことは、まだまだ下手くそな証なんだよね。」


と笑っていました。



そんな会話を思い出す。




そっかー。
僕もまだまだ下手くそってことなんだな〜。
血出してるようじゃ、まだまだだな〜。




たしかに、強いボクサーは試合後、綺麗な顔してるもんな〜。





腑に落ちた腑に落ちた。





血は足りてる。
だっていつもレバー食べてるもん。





でも、今度は一滴も血出さねーぞコンチクショウ!






人生初、つっぱってみた。