テーラー見習いのブログ

埼玉県のテーラーミヤサカで見習いをしている26歳です。手縫いにこだわりをもっている、キャリア50年を超える師匠のもとでの見習い生活の日々を綴っていきます。

電車での話

次は桜田門




今日は御幸毛織の新しいイージーオーダーの商品についての説明会が有楽町にある国際フォーラムにて開催されたので、行ってきた。



和光市駅から有楽町線に乗り、有楽町駅を目指す。
ここ最近、日中は暖かいとすら感じられる日もあり、電車に乗りコートを脱ぐかどうか悩んだが、まぁいいかと思いそのまま座った。



先日友人から貰った本を読みながら、車中の時間を過ごし到着を待つ。


僕は切りの良いところで読書を中断させたいので、有楽町駅が近くなってきて、ここらへんにしておこう、と思ったタイミングで本を閉じた。


そこで聞こえてきたのが、

「次は桜田門。」


車掌さんの声が響き渡る。



次が有楽町だということを最後に確認しようと思い、扉の上にある液晶を見た。


「さくらだもん」


そう表示されていた。



漢字だと、力強く男らしさを感じるような雰囲気を持つ、桜田門


でも平仮名だと、どこか甘えられているように感じる、さくらだもん。




さくらだもんっ。



ぶりっ子風アレンジをきかせると、
えーっ、だってぇ〜、さくらだもんっ。





そんな事を考え始めたら笑えてきた。
みんなが普通に電車での時間を過ごしていることがすごいと思った。



横に座っている知らない人に、
「液晶見て。さくらだもん。だって。」


と言ってみたいと思ったりもするが、そんな勇気はない。
そもそも横に座っていたのは東南アジア系の顔をした外国人だった。




この「さくらだもんギャップ」は、ここ最近の中では一番の発見だった。とても楽しませてもらった。



やっぱり言葉は面白い。



笑いを我慢し、なおかつそれなりに人口密度の高い電車内にいた僕は、
やっぱりコートを脱いでおけばよかったなと思うほど暖かかった。




真冬はもう抜けたんだな。




そりゃそうか。もうあと一ヶ月ぐらいすれば、






桜の季節だもん。